2026年のはじめに
令和8年1月2日
シンセサイズ中部
代表 井上雄裕
2026年のはじめに
2020年9月30日東京地方裁判所に提訴された精神医療国家賠償請求訴訟(いわゆる伊藤裁判)は
2025年7月10日の控訴審判決で棄却され、原告は控訴を断念し、
一連の裁判は原告敗訴という形ですべての裁判が終わりました。
この裁判に関わって来た者として、いくらかの反省点・感想を述べたいと思います。
伊藤裁判ではほぼほぼ裁判所・裁判官に【相手にされていない】状況で
訴状さえも真っ当に読んで貰えているのか?手ごたえさえも無い状態でした。
精神科医療界隈の諸問題をこの時代の裁判官に訴求すること自体に
大きな壁が存在する状況を私たちはもう少し冷静に俯瞰する必要があったのでしょう。
裁判所に制度や法律の問題を訴え出るときには
世の中の雰囲気の醸成がとても重要で、それらが裁判官に届けられなければ
そもそも司法は動かないと、痛感した判決内容でした。
つまり精神科医療問題は裁判所内の問題ではなくて、私たち一人ひとりの
問題として捉えることが重要とも言えるのでしょう。
世の中の雰囲気の醸成という
とても難しい事象をどのように形成していくのか
精神科医療の諸問題を世に問う難しさを
どう展開していくのか
残された大きな課題はとても重いテーマとして
ここに横たわっております。
ここを新たな出発点として
活動して行きたいと考える2026年年頭の決意なのです。
