メンタルヘルスに関する当事者サークル【シンセサイズ中部】です。

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当事者の方へ

精神医療国家賠償請求訴訟について

全国400万のメンタル疾患の皆さま、こんにちは(こんばんは)!そして全国80万の統合失調症の仲間の皆さん、体調はいかがですか?!くれぐれも生活リズム、充分な睡眠、処方箋を守ってくださいね。

さて、他でもないあなたにメッセージです。私たちメンタル疾患患者は今、虐げられています。差別、偏見にさらされています。更には人権も侵害されていたりしてませんか?

私たちのスローガンはメンタル疾患をオープンに、告知しても差別偏見を受けない、開かれた社会です。それにはどうすればいいのか?

一つは繋がりを持つことです。そうです、私と繋がってください、私はあなたを受け入れる準備を整えております。

私は統合失調症なのですが、それは過去のことで、今は社会人として、一家の主人として、地域で会社で普通の暮らしをしています。これまでの人生はなかなか大変なものでした。今は過去のことはあまり思い出すことはほぼないです。しっかり前を向いています。

さて、最近の私はある裁判を見守っております。精神医療国家賠償請求訴訟、訳して精神国賠と言います。日本にはほぼほぼブラックな私立の精神単科病院がいっぱいあります。そこには10年単位で、中には40年も収容されている患者もいます。日本では、ライシャワー事件という悲劇的な事件があり、メンタル患者は幽閉されるという現実が、今なお続いています。日本人はメンタル疾患患者を忌み嫌う習慣が歴史的に刻まれているのです。

東日本大震災で、とある患者が精神科病棟より、地域に帰ることが出来ました。伊藤時男さんは知る人ぞ知る、業界の有名人です。彼がいた福島県の双葉病院は被災して患者は転院せざるを得ない状況になりました。転院先で日常生活に何ら問題がないとわかり、今はアパートで一人暮らしをしています。

伊藤時男さんは原告として、原告組織の支援を受けて、仲間を助けるべく国を提訴するに至ります。

この裁判の争点は、日本人のメンタル疾患患者に対する冷ややかな視線そのものなのです。その裁判の行方は私たちメンタル疾患患者の将来の明暗を分けると考えられます。いかに私たちが普段、虐げられているのか、話しを聴いてくれる人たちが少ないかを、私たち自身が再認識して、声を上げて、連帯し、世論を巻き込みながら、勝利を勝ち取れるかが掛かっていると思います。

私は待っています、あなたと繋がっていける日を。メール、お待ちしております。私はあなたの味方です。

人と繋がることの大切さ

私たち精神障害者は多くの場合、コミュニケーションが取り辛いもしくは自分を表現することを苦手な事が少なくないと思います。私自身も症状である『妄想』の真っ只中には、自分のことしか考えられず、自分を中心に世界が回っていると思っていたのですが、そうでは無いと気付くには、膨大な時間と人生の経験値を必要としました。私の罹患していた統合失調症という精神疾患は、人生経験を踏むことによって人が丸くなり症状が落ち着いて来ることもあります。その近道はなかなかありませんが、有るとすれば人と繋がることではないでしょうか。
自分以外の人は皆、自分には無いものを持っているものです。自分に無い何かに気付かせてくれるのは人では無く、自身が気付く事が大切なのです。自分の中に無い何かを他者の中に発見することが寛解への近道と言えるでしょう。

シンセサイズ中部へお越しください

私たちは何も知らされないままに精神疾患にかかってしまうことがほとんどだと思います。何だかわからないまま、病気が進んでしまったり自覚のないことがさらに生きづらさに繋がっていくことにもなったりします。誰も好き好んでこの病気になる訳でもありません。

あなたのツラい体験は、過去に誰かの体験かも知れませんし、辛いがゆえに同じ様な体験をした者にしか分からないことも多いです。あなたの体験は一人で抱え込まないで同じ体験をした者同志で語り合いながら癒し癒されながら、お互いに成長していく場としてシンセ会は存在しております。

テキストベースのバーチャルなネットではなく現実の世界で実際に出会って、語り合うことはとても重要で貴重な体験です。

寄稿「統合失調症への理解を」

私には統合失調症という精神疾患があります。若い頃は、主に対人面でとても苦労しました。辛酸を舐めた青春時代だったのですが、そも今は昔のこと。現在は妻と二人で幸せに暮らしております。

統合失調の仲間に対して、いまだに偏見や差別が根強く残っています。「病名を隠す必要のない社会」の構築が切なる希望です。日ごろから、私には使命があると感じています。一当事者として、苦しんでいる仲間のために力になりたい、名誉挽回したいと考えています。そのため、サークルを主宰し、当事者同士の横のつながりを模索中です。しかしながら活動はすでに10年を超えましたが、いくら続けても偏見や差別が改善される気配は全くありません。私たちの目指す「すべての人に優しい社会」の実現は、とても遠いと感じています。

これを読んでいる心ある方が、少しでも5大疾病である精神疾患について知識を持ち、理解を深めてほしいと願うばかりです。
(井上雄裕)